お話アップの決意!(苦笑)
みなさま、こんばんは。昨日、変な記事をアップしてすみませんです。登場人物と言ったって、ほとんど、皆さんご存知の人物だし・・・新しいお話は、ほぼ、テレビ本編そのまんまのようでいて・・・本編をなぞるような・・・多少色づけ、多大に歪曲(爆)しています!初めは、先帝様の目線ですね。途中、シン君が・・・これは、まあ、その・・・許して!的な・・・ラブラブシン&チェ、ではありません。シン君の一途をお望みの方は、ち...
View Article更新じゃなくて・・・m(__)m
みなさま、こんばんは。更新中の『愛を継ぐ者』楽しんで頂けていますでしょうか?まあ・・・、色々なご意見はあると思いますが・・・それはおいといて・・・トップ記事にコメントを頂いたのですが、携帯で閲覧できない記事があるとか?アタクシ、ウエブ機能に疎いものですから、どうしてそうなってしまうのか?まったく分かりませんの!『俺の女』とか、消えてるらしいのですが・・・皆さん大丈夫?初めのころのお話は、書庫はフリー...
View Articleお礼、感謝、言い訳・・・そして・・・
『愛を継ぐ者』、最終話とあとがきに、たくさんのコメントが届きました。驚くほどに・・・ 本当にありがとうございます。大勢の人が最後まで読んでくれたんだ・・・と、感慨深い思いになりました。 お褒めの言葉も沢山あり、照れるやら、恥かしいやら、デヘへと頬がゆるむやら・・・。...
View Articleお話アップではないですよ!
皆さま、大変お久しぶりにございます。最後のお話を終えてから数カ月、管理人小夜乃は、何とか生きておりました。途中、季節外れのインフルエンザに侵される、と言う事態もありましたが、乗りきって頑張っているのであります。小夜乃地方は、やっと桜が咲いたと思ったら、あっという間にその季節も通り過ぎ、そうして、時はどんどん巡って行くのです。世間では、大変な災害や事故や出来事が起き、情けなくなったり、心が重くなったり...
View Article宮廷女官 シン内人の憂鬱(1)
私の人生の転機は、“とり”が運んで来た。 借金取りと言う名の“とり”・・・ 知り合いの保証人になって、返済を肩代わりする羽目に陥った父親。 毎日毎日、ガラの悪い取り立て屋が来て、怒鳴り散らしたり、家の中をかき回したりして、平和だった我が家は地獄の様相となってしまったの。 我が家に金目の物は無い。...
View Article宮廷女官 シン内人の憂鬱(2)
宮殿の中には、若い女官や内官が暮らすための寮がある。 私もそこへ入り、新しい生活を始めた。 外部との接触を極力避けるため、携帯電話は持ち込めない。 家族との連絡は、休憩室にある固定電話を使用することになっていて、恐らくその会話は盗聴されている。"宮"の機密が漏れないように厳重に守られている、ということだけれど、ここまでするなんて、いったいどんな秘密があるって言うのよ???...
View Article宮廷女官 シン内人の憂鬱(3)
東宮殿の皇太子の暗室。 息を潜めて、外の会話に耳をそばだてた。 「・・・、明日の予定は、それで全てか?」 「はい、殿下、公務は以上です。あと、来週の週末に長老様のお宅にお誘いを受けておりますが、お返事はいかが致しますか?」 「ああ、そうだった・・・断り続けるのも、そろそろ限界だな・・・。」 「たしか、ご友人からもパーティーのお誘いがおありで・・・?」...
View Article宮廷女官 シン内人の憂鬱(4)
「シン内人!何をしているのですか?」 「あ!チェ尚宮様!」 呼ばれて顔を上げると、尚宮様がパビリオンから皇太子の部屋を覗き込み、目を丸くしていた。 チェ尚宮様は、若いながらに尚宮に昇格した優秀な女官。 内人の指導をする主任であり、いわゆる、私の上司に当たる方! 「チェ尚宮、内人がシーツの端を踏んで転んでしまった。怪我はないと思うが、見てやってくれ。」...
View Article宮廷女官 シン内人の憂鬱(5)
東宮殿は、洋風の白い建物で、渡り廊下で書筵堂と言う古い楼閣と繋がっている。 書筵堂は、皇太子の勉強部屋、の様なところで、訓育はそこで行われる。 東宮殿付きの女官にとって皇太子のスケジュールを把握するのは、とても重要なことなの。...
View Article宮廷女官 シン内人の憂鬱(6)
「ん~・・・。」 ゆっくりと瞼を上げると、そこには漆黒の世界が広がっていた?!!! 「え?何?ここはどこ?私は、誰?・・・あ、そうだ!ここ、書筵堂の・・・。」 そう・・・私は屋根裏部屋で、うっかり寝込んでしまったのだ!!! 「ぎゃ~!真っ暗!今何時?」 手探りで板敷の床を這って行き、足で探り探り梯子を下りて、これまた手探りで物置を進み、途中何度も何かに足をぶつけて、やっとの思いで外に出た。...
View Article趣味の押しつけとお知らせ♪
みなさん、こんにちは。いかがお過ごしですか?私がハマっている「岡崎体育」くん。メジャーデビューして、オリコンウィークリーチャート9位を達成。しかし、その後のCD売り上げは伸び悩んでいるようで残念です。それでも、知名度はグッと上がり、コアなファンを増やしているようで、私もその一人となっております。岡崎体育「FRIENDS」Music...
View Article皇太子イ・シンの憂鬱(1)
僕はイ・シン。 ”宮”の皇子として生まれて、5歳の時に皇太子の地位に就いた。 尊い世継ぎ。 威厳の継承者。 祭り上げられ運命を押し付けられて、自分の意思とは関係のない人生を歩くことが、僕の宿命だ。 幼い頃は、それほど気にはならなかった。 周りから大切に扱われるのは嬉しかったし、忙しい両親も時間があれば出来るだけ相手をしてくれた、と思う。...
View Article皇太子イ・シンの憂鬱(2)
高校を卒業した春。 イギリスから従兄弟の皇子が帰国した。 イ・ユル。 十数年前に事故死した孝烈皇太子の忘れ形見だ。 孝烈皇太子の急逝によって、その弟である僕の父が皇太子となり、その後 皇帝となった。今、僕が就いている皇太子の地位は、本来ならユルが受け継ぐはずだった。 ユル母子が帰国して間もなく、孝烈皇太子の追尊が行われ、ユルは義聖大君の称号を受けた。 皇太子ではないけれど、ユルも威厳の皇子。...
View Article皇太子イ・シンの憂鬱(3)
秋の中途採用で宮殿に入った女官の資料は、確かに手元に届いている。 だが、大学のレポートや執務に忙しく、その資料は目を通すことも無くデスクの引き出しに仕舞い込んでいた。 改めて取り出してファイルをめくって見ると、自転車の少女がそこに居た。 口角を引き無理矢理微笑んで、明らかに緊張している写真が貼られた資料。 シン・チェギョン。21歳。...
View Article皇太子イ・シンの憂鬱(4)
「シン内人!何をしているのですか?」 「あ!チェ尚宮様!」 パビリオンに現れたチェ尚宮。 東宮殿を取り仕切る優秀な女官だ。 彼女は、自分の部下の無様な様子を見て、目を丸くしていた。 「チェ尚宮、内人がシーツの端を踏んで転んでしまった。怪我はないと思うが、見てやってくれ。」 「殿下の御前で何ということを!大変失礼致しました!」 僕は、シン内人が暗室に入り込んでいたことは、一切口にしなかった。...
View Article宮廷女官 シン内人の憂鬱(7)
皇太子がクマのぬいぐるみを抱きしめている姿を見た時、何故か胸が痛かった。 男がぬいぐるみに癒しを求めるなんて、普通なら情けないことかもしれないけれど、 世継ぎと言う孤独な立場は、傍から見るより辛い物なのだろうと、同情の念が湧き起る。 皇太子は、ホントは寂しい人なの? ・・・と呟いて、イヤイヤ、そうじゃないだろう!と考え直した。 寂しくったって、彼には慰めてもらえる女が五万といる。...
View Article宮廷女官 シン内人の憂鬱(8)
東宮殿に配属になってから、2か月が経とうとしていたある日のこと。 二泊三日の外出休暇を許されて、久しぶりに実家に帰ることが出来た。 宮殿の外の空気は、やはり美味しい・・・思いっきり深呼吸をして、庶民の気楽を取り戻したかった。 けれど、せっかく清々しい気分になったのに、実家に戻るといきなり嫌な顔を見ることに・・・。 「ちょっと・・・、どうして私のお休み、知ってるの?」...
View Article宮廷女官 シン内人の憂鬱(9)
せっかく帰省したと言うのに、私は皇太子の事ばかり考えていた。 家族の生活を思えば、大君派の王族のために動くことが、私の成すべきことなのだろう。 イジワルな皇子なんて、どうなっても構わない! ”宮”の継承なんて、私にはどうでもいい事! けれど、企みに手を貸すことは、やはり心苦しいし罪の意識がある。 出来るなら、そんなことはしたくない。 重い気持ちを抱えたまま、休暇を終えた私は東宮殿に戻った。...
View Article皇太子 イ・シンの憂鬱(5)
シン内人が配属になってから、何となく、東宮殿が以前より賑やかになった気がする。 返事をする時の明るい声がパビリオンに反響して、空気が蠢き、風が起きる。 静かだった僕の世界が、スパイ女に乱されるのは気に入らないが・・・ まあ、こんなのも悪くない。 退屈な時間が減れば、憂鬱を感じる時間も減る。 東宮殿付きの女官であっても、新米内人と話しをする機会など滅諦にない。...
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